角田光代『八日目の蝉』を読んだ感想
どーもオーシェイ宮本です。
今日は角田光代さんの著書『八日目の蝉』の感想を書こうと思います。(ややネタバレあり)
あらすじ:(ややネタバレあり)
既婚者の男性と恋に落ちた希和子は、その人との子を妊娠してしまった。その子を堕胎したが、 既婚者の男性とその妻の間に生まれた赤ちゃんを奪って、逃亡するストーリーを描く。果たして希和子は、本当の母親になれるのか。
感想
個人的には面白さ星3つでした。
星★★★☆☆
・話に起伏があまりなく、逃亡生活をただ書いているような印象でした、、
・話に出てくるのがほとんど女性で、その中にはすぐにヒステリックになる女性や、男の人とうまくコミュニケーションできない女性、穏やかな心で抱きしめてくれる女性など、様々な女性像が描かれているのが面白かったです。しかし男性はクズしか出てこなく、著者が男性のことを基本的に信じていないのではないか、とさえ思いました。
・途中から希和子の視点ではなく、奪われた子供の視点で話が展開するのですが、それぞれの考えが真逆で、親子間のコミュニケーションは、なかなか思うように進まないのだなと感じました。
以上です。小豆島にはとても行きたくなったので行ってみようと思います。(笑)